笑顔あふれる社会の
実現を目指して。

　

9月18日、東京本社でピーエスシーグループの特例子会社であるピーエスシースマイルの創立10周年記念感謝ランチパーティが開催されました。
10周年を迎えた今回のパーティでは”感謝”をテーマに日ごろ業務でお世話になっているお客様や社員を招待し開催。
事前準備から片付けまで、会前・会中・会後に亘って笑顔溢れるパーティとなりました。

　

午前10時、準備がスタート！
受付や会場のセッティングのほか、参加者に喜んでいただくためのデザート作りを開始。
ビニール袋からフルーツ缶やテーブルクロス、キウイを取り出し、メンバーそれぞれが持ち場でテキパキと作業を行います。「え？キウイ大きすぎですか？フルーツはこのくらいでいいかな。」「スマイル10周年の位置は、右側がもう少し高めかな？」そんな声が聞こえてきました。

　

午前11時30分、お出迎え。
“ピーエスシースマイル　創立10周年記念感謝ランチパーティ会場”と書かれた看板を胸元に掲げ「こんにちは」と少し照れくさそうにご挨拶。
氏名が書かれたネームカードを探すお客様に「今日はお越しいただきありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えながら会場にご案内しました。

　

Cloud Apps事業部長の中島さん。ニコニコしていますがハートの付箋に何を書いたのでしょうか？
「いつも綺麗に掃除していただき、ありがとうございます。次は20周年を目指して頑張ってください」
私たちがオフィスで快適に仕事ができるのも、郵便が手元に届くのもスマイルの皆さんが日々気にかけてくださっているからこそ保てています。本当にありがとうございます。

　

■株式会社ピーエスシースマイル
代表取締役　窪田妙子　開会の挨拶

さて待ちに待った開会式。開会の挨拶では聴覚障害を持つ社員にも伝わるよう手話通訳者による同時通訳が行われ、ピーエスシースマイル代表取締役の窪田による挨拶から始まりました

「本日はお集まりいただきありがとうございます。
ピーエスシースマイルは創立10周年を迎えました。会社名は、親会社である株式会社ピーエスシーの企業理念『3S（成功Success / 満足Satisfaction / 笑顔Smile）』の一つ「Smile」から頂いたものです。今日まで皆さんと『笑顔』で10周年を迎えられたのも、ここまで来る道のりに多くの支えがあったからです。
10年前の2014年。当時3歳だった私の孫が重度知的障害であることが判明しました。その時、幼い顔を見つめ思いました。30年後、この子が笑って活躍できる社会にしたいと。今思えば壮大な目標だったなと思います。
その後、初めて仕事で障害を持つ社員と関わり、最初こそ思うように指示が伝わらず戸惑いましたが、指示の仕方を変えたり、マニュアルを整備したりと一人ひとりの特性にあったコミュニケーション手段で伝え続けることで今では多くの仕事を安心して任せられるようになりました。
あの時の孫も今年で13歳になりました。創業から10年たった今、改めてこの場で誓います。
誰もが働きやすい社会へ。障害の有無問わず、働く人が働きやすい社会を目指し、ピーエスシースマイル一同30周年に向かって駆け抜けて参りますので引き続き『頑張れ』と叱咤激励していただけますと幸いです。

　

■学校法人 日通学園 流通経済大学
就職キャリア支援センター 事務部長代理　
奥村博和 様　乾杯の挨拶

「窪田社長とはご縁があり、全国特例子会社のパーティで知り合いました。
私が就職キャリア支援センターの事務部長代理を務める流通経済大学では毎年多くの社会的障壁を持つ学生を特例子会社に紹介し、社会に送り出しています。
窪田社長は特例子会社の社長の中でも大変有名な方で、10年もの間、たった一人で多くの学生を社会と繋いできました。NHKスペシャル『発達障害について』に出演されたり、NHK出版「発達障害を生きる」に記事掲載される他、東京都障害者雇用エクセレントカンパニーを受賞するなど多大な功績を持つ方です。

こんなにPOWERとSMILEを持ち合わせた社長は後にも先にもいないと思います。そんな窪田社長が引っ張ってきた会社だからこそ、今日のパーティでも社員の皆さん全員が笑顔で私を迎え入れてくれました。
先ほど窪田社長は“10年経った”と仰っていましたが、24時間365日働いているんじゃないかと思うほど一人でも多くの障害者の方と向き合い、働きやすい社会を目指しご尽力してきました。

本日はおめでとうございます。これからも素晴らしい特例子会社になっていくと思いますので引き続き、10年、20年とPOWERとSMILEで皆さんを導いてください。乾杯！！」

　

懇親会では、スマイル社員からそれぞれ招待した参加者に対し、感謝のメッセージが伝えられたほか、10周年動画の披露もありました。
スマイル社員からの花束のサプライズに窪田社長も感極まった様子でした。

　

■株式会社ピーエスシー
代表取締役　鈴木正之　締めの挨拶

「ピーエスシースマイルの皆さん10周年おめでとうございます。
窪田社長といえば“笑顔”と“挨拶”が思い浮かぶほど、この二つの台詞をよく言われます。
これはまさにピーエスシースマイルの会社名を体現している方だと言えます。
窪田社長は会社を立ち上げてから10年間、障害を持つ社員の皆さん一人ひとりが働きがいのある職場を目指し、多くの挑戦をしてきました。
資格取得の推進、社内表彰制度の導入、動画マニュアルの整備、AI・RPAの活用など日々の業務の中で様々な工夫を凝らすことで、スマイルの皆さんを通じて、ピーエスシー社員全員を笑顔にしてきました。
人にやってもらって嬉しかったことは“ありがとう”と伝えましょう。スマイルの社員も皆さんの“ありがとう”が大きなモチベーションになっています。
笑顔・挨拶・御礼これらは業種・職種もっと言えば、人種・性別・出身を問わず皆が心地よい関係でいられる普遍の理だと思います。この原理原則を体現している窪田社長には、グループ会社の代表を安心して任せられると、本日改めて感じました。
スマイルの皆さん、本日は素敵な会に招待していただき、ありがとうございます。これから10年、20年先も共に学び、成長しながら笑顔溢れる社会にしていきましょう！」

　

　

ピーエスシースマイルは色々な方々の笑顔に支えられていることを念頭に、引き続き「笑顔で社会に貢献」をしていくことで一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりを目指します。