不易と流行、志とDX

第1章 時代観

短期的な変化対応ではなく、
長期的な視点で、
経営の本質を共に変容させていく。

コンピューター産業と通信産業がひとつになって「 IT 」という産業が生まれたように。 今や、IT産業とデジタル産業がひとつになってビジネスそのものがアップデートされる時代へと突入しました。 コロナ禍において、社会のありようが目まぐるしく変化する中、 DX(デジタルトランスフォーメーション)の潮流は、スピードや反応に長けた企業の変化をさらに加速しています。

しかし、私たちPSCはこの状況をすこし静観もしています。 企業の使命は、顧客の創造にある。この本質は、いつの時代も変わることはないからです。 1社1社のお客様それぞれに志があり、社会における役割があり、その足元には、1社1社がたいせつに培ってきた文化風土があります。

変化のはげしい現代社会で、企業経営は目先の花や枝葉に意識が傾きがちですが根や幹がしっかりとしていなければ、この先もいくたび訪れる冬の寒さを耐えしのぐことはできません。

変えること、変えないこと。「不易」と「流行」。 私たちがめざすのは、その両輪を同時に回しながら、新しい価値を創造し続けるDX。 そのためには、お客様の経営を、お客様と同質化するレベルで深く理解していく責務が私たちにはあります。

机上のビジョンだけではなく、それこそ床下の回線から。 経営の現実、現場のお困りごとから解きほぐし、その上で、必要な ITを整え、再構築した上で、お客様にとってもっともふさわしいDXをカタチにしていく。 パーツをひとつとってつけたような「できるところだけ DX」ではなく、共に汗をかき、共に知恵をしぼり、共に顧客を創り、共に未来を創ることまで、伴走していく。 それが「CO-IT,CO-DX」に込めた、私たちの決意です。(COは「共に」「互いに」「一緒に」の意味です)